1. 年金以外の収入を合わせても”6割”は家計収支がマイナス

SBIエステートファイナンス株式会社が2022年12月8日に公表した老後破産に関するアンケート調査によると、厚生年金と国民年金や、将来想定される年金以外の収入で家計収支がプラスになると答えた人は4割になりました。

出所:SBIエステートファイナンス株式会社「年金のみで生活できるのは5人に1人、年金以外の収入を合わせても家計収支は6割がマイナス、身近に迫る老後破産の危険性」

なんと6割もの人が、老後の家計収支がマイナスになると答えているのです。

こうした背景もあり、「老後破産」に対する不安がある人も36.7%にのぼりました。

出所:SBIエステートファイナンス株式会社「年金のみで生活できるのは5人に1人、年金以外の収入を合わせても家計収支は6割がマイナス、身近に迫る老後破産の危険性」

老後には年金以外に2000万円が必要になるという「老後2000万円問題」も話題となりましたが、やはり貯蓄を切り崩して生活する人が大半と言えそうです。

十分な貯蓄がないまま老後を迎えると、老後破産に対する不安も高まるでしょう。

では、老後を支える「厚生年金と国民年金」はいくらぐらい支給されているのでしょうか。