2. 高齢化だけが理由じゃない、年賀状の「終活」

加えて、こうした文例をまとめた記事がほかにもネット上に多くあることから、一定のニーズの盛り上がりがあることもうかがえます。また、高齢になった親の年賀状を書いている人が、「親の分までつくるのは疲れてしまった」と終活年賀状を選択することもあるようです。

しかし、終活年賀状はいまや高齢者にとどまらず、40代のような終活とはあまり縁のない世代にまで広がっています。その背景には、どんな理由があるでしょうか?

「義理で年賀状を書いていたし、面倒なのでやめたい」「一度、人間関係を整理したい」といった理由から、そもそも年賀状を書くのをやめたいとずっと思っていた人は数多いのではないかと考えられます。一方で、「自分は書いていないのに、誰かから年賀状が送られてくると申し訳なくなる」「相手に気を遣わせたくない」という気持ちもあることから、あらためて「年賀状の終了宣言」を行うことを選ぶ人が多いようです。

3. 終活年賀状への賛否の声

ネットでは、こうした年賀状の「終活」に対して、

「合理的だし自分もそうしたい」
「形骸化した年賀状のやり取りを続けるよりは良さそう」

と賛同する声がある一方で、

「正月早々、縁切り状をもらうのは不快」
「寂しい気持ちになるので、せめて寒中見舞いとして送ってほしい」
「フェードアウトのほうがいい」

とあまりよく思わない人も多くいます。確かに、誠実な気持ちで送られたものだとしても、そういう文面を受け取るのが嬉しいかといえば、微妙なところではありますね。