年末調整に必要な書類の書き方3:保険料控除申告書
保険料控除申告書は、生命保険料控除・地震保険料控除・社会保険料控除・小規模共済等掛金控除の申告の対象になる情報を記載します。
保険料控除申告書の記入には、保険会社等から送られてくる「保険料控除証明書・地震保険料控除証明書」をもとに所定の欄に記入します。
どちらの証明書も10月末ごろから自宅に届きますので、保管しておきましょう。紛失した場合、保険会社に連絡すれば再発行も可能です。
この部分で申告漏れしやすいのは、iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金です。iDeCoの掛金はすべて、小規模企業共済等掛金控除となりますので忘れず記入しましょう。
また、国民年金保険料は、転職などで一時的に期間があったり、過去の国民年金保険料の未納分を追加で納付したりすることがあれば、社会保険料控除欄に記入しましょう。
また、生計が同一の配偶者や20歳以上の子などの国民年金保険料を本人に代わり支払った場合なども社会保険料控除の対象になります。必ず記入するようにしましょう。
年末調整に必要な書類の書き方4:住宅借入金等特別控除申告書
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、個人が住宅ローンを利用し、マイホームの新築、取得などを行った場合に受けられる控除です。
「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」は、住宅ローンを組んでいる金融機関が発行する書類で、その年の年末時点での住宅ローンの残高を証明する書類です。
毎年10月ごろに郵送で自宅に届きます。ただし、住宅借入金等特別控除は、初年度のみ確定申告が必要です。2年目以降は、年末調整の控除対象になります。