3.厚生年金と国民年金は受給額が違う
さらに、厚生年金と国民年金では老齢年金として受け取れる受給額の水準も異なります。
3.1 国民年金(老齢基礎年金)の受給額
国民年金の保険料を20歳から60歳まですべて納めた場合の受給額は、下記の通りです。
年金額(満額)= 年額77万7800円(月額6万4816円)
保険料の納付月数が足りない場合、あるいは免除された期間がある場合には、上記のように減額されるという仕組みです。
なお、満額の金額は毎年改定されます。
3.2 老齢厚生年金の受給額
老齢厚生年金の年金額は、厚生年金保険に加入していた時の報酬額および加入期間等に応じて計算されます。
2003年3月以前は「平均標準報酬月額×7.125/1000×2003年3月までの加入期間の月数」、2003年4月以降は「平均標準報酬額×5.481/1000×2003年4月以降の加入期間の月数」で求めます。
この合計が、老齢厚生年金の受給額です。
例えば、2004年以降に「平均標準報酬額」38万4000円で38年働いたとしましょう。
この場合、38万4000円×5.481/1000×456ヵ月=95万9745円
満額の国民年金(老齢基礎年金)が受給できるとすると、合計の老齢年金は約174万円ということになります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)