2. つみたてNISA「初心者が注意したい」インデックス投資信託選び4選

初心者の方は次のようなインデックス投資信託に注意しましょう。

2.1 つみたてNISA「初心者が注意したい」インデックス投資信託1.信託報酬が高いファンド

投資信託は、保有中に投資信託の運用や管理などにかかる「信託報酬」という手数料がかかります。

金融庁によると、つみたてNISAのインデックス投信の信託報酬は以下のように定められています。

出所:金融庁「つみたてNISAについて(平成29年7月)」

国内資産を対象としたインデックス投信の信託報酬は0.5%以下(税抜)、海外資産を対象とする場合は0.75%以下(税抜)となっています。

1%以下と聞くと小さい数字のように感じるかもしれませんが、信託報酬は保有している期間中は「毎日」かかるものです。

長く保有すればその分だけ、信託報酬も引かれることになります。ですので、1%といってもばかにはできません。

ほとんど同じ投資対象で運用している場合は、信託報酬が低い方を選ぶ方が賢明だといえます。

2.2 つみたてNISA「初心者が注意したい」インデックス投資信託2.保守的すぎるファンド

投資をするのは初めてといった場合、「怖いからリスクは少なければ少ないほうがいい」とついつい考えてしまいがちですが、必ずしもそれが正解ではありません。

「リスク」というのは、「運用の振れ幅」という意味です。

悪い意味で使われがちですが、プラスの振れ幅に対してもリスクという言葉を使います。

リスクが小さいということはプラスの成果が出た場合も、そのプラスの幅が小さいということです。

つみたてNISAで運用をする場合、先程も触れましたが、出た運用益については通常かかる20.315%の税金は免除されます。約2割というのは大きいですよね。

つみたてNISAの大きなメリットであるこの仕組みを最大限に活用するためにも、ある程度のリスクは許容して運用することをオススメします。

多くの人の場合、毎月の貯金を銀行貯金と投資で分けて行っているのではないでしょうか。

銀行貯金で安定的な資産形成はできていると考えて、つみたてNISAでの運用には少しリスク性のある商品を取り入れてみるのも良いと思います。