年金生活になってからの変化に備えるために

今回、後期高齢者の保険料の上限が見直されるように、年金生活に入ってからさまざまな制度が変わることもあります。

また年金受給額は少子高齢化の影響により下がると言われていますし、今年に入って物価高も相次いでいます。

「リタイアしたのに思ったよりも生活に余裕がない」となってしまうリスクは誰しも抱えているでしょう。

それらに対応するためにも、鍵となるのは「貯蓄」です。

貯蓄には預貯金のほか、私的年金や株式、投資信託といった金融商品もあります。

現代の70歳代でも個人年金を生活費の一部にしている方がいますが、現役世代はこの必要性がより高まります。

毎月の生活費が公的年金では不足する場合、個人年金保険やiDeCoといった「私的年金」が有効です。貯蓄だと管理が曖昧になるので、私的年金で補えると安心でしょう。

趣味や旅行、病気や介護費用を支えてくれる「貯蓄」もまとまった金額を用意したいところですが、低金利の今預貯金のみでは難しいところ。

リスクはありますが、資産運用をおこないながら備えることは有効です。