厚生労働省は、原則75歳以上が加入する「後期高齢者医療制度」の保険料の上限を、66万円から80万円に引き上げる方針だと各種メディアで報じられました。

出所:厚生労働省「後期高齢者医療の保険料賦課限度額について」

後期高齢者の保険料上限は年々増加傾向にあり、2021年度は64万円でしたが、2022年度は66万円に引き上げられています。

上限だけでなく、後期高齢者医療制度の令和4~5年度の保険料率は、令和2~3年度より1.8%増加しています。

2025年にはすべての団塊の世代が75歳以上となる今、保険料負担の増加や上限の見直しが今後も行われる可能性はあるでしょう。

年金生活の70歳代にとって、保険料の増加は大きな負担になります。物価高もある今、年金だけでは生活できず貯蓄を切り崩す方もいるでしょう。

では実際に70歳代はどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。