正規・非正規の平均年収。就職氷河期世代への対策の必要性も
2022年9月28日に公表された国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」 によれば、令和3年の日本の平均年収は443万円。
正規・非正規で分けると以下の通りです。
【平均年収】正社員(正職員)
全体:508万円
- 男性:570万円
- 女性: 389万円
【平均年収】正社員(正職員)以外
全体:198万円
- 男性: 267万円
- 女性:162万円
男性で見ると、正規と非正規では収入に300万円以上の違いがあります。
もちろん上記はすべての年代になりますが、収入が貯蓄、またライフプランに与える影響は大きいでしょう。
「就職氷河期世代」と呼ばれる時代的な影響を受けたこの世代には、支援が行われているものの、それが行き届いている状況までにはなっていません。
日々の生活はもちろん、40代は老後資金にも備える年代です。現状の支援以外の対策が今後求められるのではないでしょうか。
参考資料
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)10月分」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
宮野 茉莉子