3. 標準的な夫婦世帯の22万円とずれるワケ
先ほど、日本年金機構による標準的な夫婦の合計年金は21万9593円と紹介しましたが、近い数字にはなりました。
こちらの金額は「平均標準報酬43万9000円で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準」と定義されているため、もととなる「平均標準報酬」と「加入期間」が少しずれていることがわかりますね。
標準とされるモデル世帯はあくまでも一つの例であるため、毎年の平均年収や加入期間とは齟齬が生じます。
共働きが増える今、専業主婦世帯をモデルとするのも違和感を覚える方もいるでしょう。