4. 厚生年金は「平均並み」を受給している人も少ない

厚生年金の平均受給額は、直近の厚生労働省のデータによると14万4366円(老齢基礎年金を含む)です。こう聞くと、ほとんどの方は14~15万円の厚生年金を受給しているように錯覚してしまいます。

しかし、厚生年金で月15万円を超える割合をみると、全体で約46%にとどまることがわかります。

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

男女別に見ると、男性は約65%、女性は約9%です。個人差だけでなく、男女差も大きいことがわかりますね。

厚生年金の受給額は、あくまでも現役時代の収入や加入期間に左右されます。

「平均」「標準」という言葉に惑わされず、自分自身の目安額を確認することが重要となります。