「なんとなく老後対策した人」がゾッとする年金見込額。厚生年金と国民のリアルな金額 効率的な貯蓄へシフトするために

1. 厚生年金と国民年金、自分はどちらの年金を受け取れる？

日本の年金制度は国民年金と厚生年金の2階建て構造となっています。

それぞれで受給額の水準が異なるため、まずは自分の加入状況を把握しておきましょう。

1階部分である国民年金には、日本に住む20～60歳未満のすべての方が加入します。このため、受給資格を満たす方は将来老齢基礎年金（国民年金）を必ず受け取れることになります。

公務員や会社員などは、その上にある厚生年金保険にも加入します。この場合、将来は老齢厚生年金を受給できます。

つまり、もらえる年金は「老齢基礎年金だけ」もしくは「老齢基礎年金＋老齢厚生年金」に分かれるということです。

これまでの年金の加入状況については、ねんきん定期便もしくはねんきんネットなどで確認しておきましょう。