特養(特別養護老人ホーム)との違い

特別養護老人ホームは、介護老人保健施設を検討する際によく比較される介護施設です。

出所:厚生労働省:介護老人福祉施設 (特別養護老人ホーム)

2つの施設の違いを以下の表でまとめました。

出所:厚生労働省「介護報酬の算定構造」をもとに筆者作成

老健と特養の違い1.入居条件

介護老人保健施設では、病状が安定している要介護1〜5の方が対象であることに対して、特養では要介護3以上の重度介護が必要な方が入居する施設です。

老健と特養の違い2.サービス内容

老健では在宅復帰を目指しているため、医療ケアやリハビリテーションに特化していることに対して、特養では重度介護者の日常的なケアが中心です。

老健と特養の違い3.入居期間

介護老人保健施設は原則として3ヵ月ですが、特別養護老人ホームは、「終の棲家」とも呼ばれ、基本的に終身利用が可能です。

老健と特養の違い4.費用

老健と特養にかかる費用は、ともに月額費用のみで、入居一時金は必要ありません。月額費用の内訳も同様で、部屋のタイプや要介護度によって料金が変わります。