2. ポインセチアの管理のコツ
クリスマスの鉢花として秋~冬に出回るポインセチアですが、耐寒性はあまりありません。秋冬の観賞シーズン中は室内で観葉植物として楽しみます。
ポインセチアの管理は、ポイントさえ押さえれば難しくありません。ここからは管理のコツを解説します。
購入してすぐに植え替えしない
購入したばかりのポインセチアはすぐに植え替えをせず、観賞シーズン中は最初の鉢のまま管理します。シーズン中は室内管理のため、鉢受け皿が必要です。
そのままの鉢が気に入らない場合は、鉢カバーを使ってみてもいいですね。
日当たりの良い場所に置く
ポインセチアは日向を好む植物です。室内の場合も、日当たりのいい暖かい場所で育てましょう。エアコンの風には当たらないよう注意して下さい。
昼間の管理は、日当たりの良い窓辺などが適しています。日照が不足しているとポインセチアが調子を崩したり、枯れる原因になってしまうこともあるので気を付けましょう。
冬は防寒対策をおこなう
ポインセチアには耐寒性が無いので、寒さで調子を崩してしまうことがあります。昼間は日当たりも良くポカポカと暖かい窓辺も、夜になると急激に気温が下がるので注意しましょう。
夜になったらポインセチアを部屋の真ん中などあまり寒くならない環境に移動して、発泡スチロールや段ボール等を被せて冷気を遮断します。
ポインセチアは低温に弱い植物です。寒さに当ててしまうと葉や苞が変色したり、くるんと裏返ってしまったり見栄えが悪くなるだけでなく、最悪枯れてしまいます。
寒い時期の温度管理には特に注意しましょう。
冬は水やりを控えめに
ポインセチアの水やりの基本は、他の多くの植物と同じです。午前中に水やりをおこない、土が乾いていたら、鉢底から水が溢れるほどたっぷりとあげるようにします。
ただし、秋冬の観賞シーズン中のポインセチアは休眠している状態。とてもきれいな時期なので、水をたくさん与えたくなりますが、水やりは控えめに、乾燥気味に管理します。
土が湿っている状態で水やりをすると過湿になり、根腐れを起こす可能性があります。日当たりの良い場所で管理しているのに元気な葉が落ちてしまうのなら、根腐れのサインです。
茎がみずみずしい状態なら復活の可能性も高いので、水やりを控え様子を見ましょう。
クタッと葉や苞が垂れ下がっているのは、水が足りていない可能性が高いです。水やりのタイミングは日々観察をおこない、植物の状況を見て把握するようにしましょう。
冬はエアコンなどの風で室内が乾燥しがちです。時々霧吹きで葉水をあげるのも効果的です。