1. 年金保険料はいくら?国民年金と厚生年金がある

日本の公的年金は、1階の国民年金(基礎年金)と2階の厚生年金が二階建ての構造になっています。

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

それぞれで保険料の決まり方は異なります。

1.1 国民年金の保険料

国民年金(基礎年金)の場合、保険料は一律です。毎年改定され、2022年度の保険料は月額1万6590円。

ただし、前納することで割引を受けることも可能です。

出所:厚生労働省「令和4年度における国民年金保険料の前納額について」

1.2 厚生年金の保険料

厚生年金の保険料は標準報酬月額により異なります。例えば月給が27万円の方の場合、標準報酬月額は28万円となり、厚生年金保険料は月額5万1240円です。

ただし会社との折半になるため、実際には半額の2万5620円が給与から天引きされることになります。

厚生年金の場合、給与天引きなので保険料の支払いを意識する機会があまりないかもしれません。

しかし自営業者やフリーランスの方などは、毎月の支払いが億劫になることもありますよね。「どうせもらえないから払うだけ損」と思った場合、気をつけたい視点があります。