日経平均は主要な移動平均線を上抜ける
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。
足元では75日移動平均線付近で上値を抑えられる動きが続いていました。先週も75日線を超えてはまた下がるような動きでしたが、週末に窓をあけて一気に75日線を突破して寄り付くと、大きな陽線となってそのまま、心理的節目となる2万8000円台も回復しました。
今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。この1カ月あまり、25日線、75日線、200日線という主要な移動平均線付近でもみ合う動きが続いていましたが、いよいよこのレジスタンスを超え、一段上のステージに上がった印象を受けます。
先週の上昇により、25日線が200日線の下から上に抜けるゴールデンクロスも形成されました。
視界は広がっており、9月13日の高値(2万8659円)、8月17日の高値(2万9222円)あたりも視野に入っています。目立った節も少ないことから、するすると上昇する可能性があります。
逆に、ここから調整があるとしても、75日線を再び割り込むようなことがなければ、押し目買いの好機と考えていいでしょう。目線を上に持ってチャンスを生かしたいところです。
参考資料
下原 一晃