4. 年金以外の老後対策も考える
年金を増やすといっても、繰り下げ受給だけでは限界があります。
年金以外に、具体的にどのように資産を準備していくかを考えましょう。今はマイナス金利の時代なので、元銀行員の私でも銀行預金一択とはなりません。
今考えられるのは、多少のリスクはとってもやはり資産運用ではないでしょうか。
資産運用にはこのようなデータがあります。
「毎月3万円・20年間・年利3%」で運用したシミュレーションを見てみましょう。
次に「毎月3万円・30年間・年利3%」で運用した結果も見てみます。
このように、投資はなるべく長く持つことで複利の効果を使って運用することができます。
リスクが気になって資産運用に踏み出せない場合、こうしたリスクの軽減方法を知っておくと安心でしょう。
資産引用を含め、どんな貯蓄でもなるべく早くに始めることで、豊かな老後へのスタートを切ることができます。
参考資料
足立 祐一
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。