7. まとめにかえて
「人生100年時代」といわれる今日、公的年金だけでゆとりある老後生活を迎えることは難しいでしょう。
少子高齢化が進めば年金の受給額はますます減額されると想像できます。
まずはねんきん定期便で早めに受給額をつかむことで、老後の準備を長くとることが可能になります。
公的年金に頼らず自分で老後資金を準備するためには預貯金だけでは困難です。
昨今の物価上昇のようなインフレリスクに対応できる資産を持つこと、すなわち資産運用が大切になります。
投資は元本保証ではないので、リスクがともないます。収支のバランスをみながら、少しずつ運用を始めてみてもいいかもしれません。
本格的に老後資産について考える時間をつくってみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「2021(令和3)年国民生活基礎調査の概況」
- 日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」
- 生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」(「生活保障に関する調査令和元年度」より)
田中 友梨