5. 50歳からすべきこと2:老後生活を見据え収支のバランスを見直す
子育てやローンが落ち着く50歳代にとっては、老後について様々な対策を考えられる年代でしょう。
先述したねんきん定期便から割り出される公的年金の額を確認した上で、現在の生活費を見直し老後想定される生活費はどのくらいかを計算してみてください。
足りない分を今から貯蓄や資産運用でしっかりと増やす準備をするとよいでしょう。
今はiDeCoやつみたてNISAなど積立型の投資が注目を集めています。投資は元本保証ではないためリスクが伴いますが、年金収入や労働所得以外の収入として期待が出来ます。
もちろん、それ以外にも金融商品は多岐にわたります。どのような投資方法が自分に合うかは人によって異なりますので、よくわからないという方は情報収集から始めてみましょう。
6. 50歳からすべきこと3:健康管理をしっかりと
今の時代、退職後も再雇用制度があり働き続ける方が多いかと思います。
もちろん、健康で働ける状態が続けば公的年金と勤労収入で老後生活はある程度心配ないかもしれません。
しかし、万が一病気になったら、介護状態になったらというリスクも考慮しておくべきでしょう。
病気になればより支出が増えます。心配な方は病気や介護状態になった場合の保障を準備してもいいかもしれません。
いずれにせよ、できる限り良い健康状態を維持するため今からでも健康管理をしっかりと行っていきましょう。
執筆者
筑紫女学園短期大学卒業後に株式会社三井住友銀行に入行。リテール営業に従事し、卓越した成績を残す。24歳で2年間銀行を休職し青年海外協力隊員としてフィリピンでボランティアをするなど異色の経歴を持つ。受賞歴多数。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。老後資金の準備や相続の相談などを得意とし自身の投資歴20年以上。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。