LIMOが2021年11月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年11月5日)

春や夏に比べると、育てられる野菜はだいぶ少なってきた感じはしますが、寒さに負けないで育てられる野菜はまだまだ出回っています。

プランターや鉢で栽培すれば日当たりのよい場所に移動もできるので、小さなプランターから気軽にスタートしてみるのもいいですね。

今回はガーデニング歴20年のLIMO編集部員が、プランターで育てられる野菜についてご紹介します。

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1. プランターで育てる秋冬野菜5選

苗から育てることができれば、簡単に野菜作りにチャレンジできます。種からでも生育期間が短ければ育てる楽しみも増えますね。

今回は、秋冬に出回っている苗やこの時期でも種から育てられる野菜をご紹介します。

ホウレンソウ

  • ヒユ科ホウレンソウ属
  • 原産:中央アジア~西アジア
  • 品種:(秋まき交配種)アトラス、弁天丸、冬ごのみなど
  • 参考価格:(苗)200~300円前後、(種)300円前後

ホウレンソウの種類は主に4品種あり、交配種、東洋種、西洋種、赤茎種に分類されます。育てやすいのは交配種で家庭菜園向き。品種も豊富です。

東洋種は葉の切り込みが深く、根が赤いタイプで味がよいとされています。西洋種は丸みを帯びた葉が特徴。赤茎種は葉脈が赤い品種です。交配種は、西洋種のような葉や東洋種のような葉、両タイプが存在します。

種まき
暖地であれば11月上旬まで種まきが可能です。プランターのサイズは深さ20センチ程度のもので15リットルくらい入る横長タイプであれば、10センチ間隔で2列すじまきが可能です。

ホウレンソウは酸性土壌を嫌うので、通常の野菜用培養土を購入して使うほうが初心者の人は無難です。

種をまいたあとの土はキレイにならしておいてください。種まき後はたっぷり水をやりましょう。

管理
夜間は街頭や室内の光がもれるところには置かないようにしましょう。昼が長くなったと勘違いして、花芽をつけるようになります。こうなると葉も固くなり、おいしく食べられなくなります。

最終的には株間が3~4センチ間隔になるように適度に間引きます。間引いた後は残った株に土寄せをしておきましょう。

本葉が4、5枚になったら、化成肥料をまきます。肥料はこの1回で終了です。

収穫
栽培期間は比較的短く、気温が適温であれば30日ほどで収穫できます。25センチ程度になれば収穫しましょう。抜き取ってもいいですし、切り取っても大丈夫です。