現役世代と高齢者、生活費はいくらか
総務省の「家計調査家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、世帯主の年齢階級別の消費支出は次のとおりです。
- 20代:15万7758円
- 30代:23万3078円
- 40代:28万7801円
- 50代:28万7933円
- 60代:25万1343円
- 70代以上:19万815円
もちろん世帯構成や働き方、収入等によって生活水準は異なります。しかし年齢とともに支出があがり、定年を境に水準が落ちることは一目瞭然ですね。
そんな中、「ゆとりのある老後生活」として38万円という数字を聞くと、贅沢な印象を抱いてしまうかもしれません。
しかし、本来どのような老後生活を送りたいかは人によって異なるものです。理想を叶えるために準備をしている人とそうでない人には、明確な差が表れてしまうでしょう。
「年金の金額が低い」「不平等」という感情を抱くのは昨今の日本で仕方のない風潮があるものの、多くの方がわかっているように自助努力も必要なのです。
現役時代にどれだけ老後対策をしたか、その差で老後のゆとりに違いが出てくるでしょう。