60歳代で「貯蓄2000万円」約7割が持っていない
まずは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとに、60歳代の貯蓄分布を確認しましょう。
60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:2427万円
- 中央値:810万円
平均は2000万円を超えましたが、一部の富裕層に影響を受けており、中央値を見ると810万円と大きく下がりました。
円グラフをみると、「貯蓄ゼロ」が19.0%な一方で、「3000万円以上」が22.8%と同数となっています。
また、貯蓄2000万円未満が約7割を占め、60歳代で貯蓄2000万円は決して普通ではないことがわかります。
60歳代の貯蓄を詳しく見るべく、貯蓄保有世帯のみに絞った円グラフも確認しましょう。