2. 年金振込通知書では手取りがわかる
年金見込み額などは「ねんきん定期便」で確認をしますが、実際に受け取る金額は「年金振込通知書」に記載されています。
給料でも総支給と振込額に差があるように、年金にも総支給と振込額に差が出ます。
「ねんきん定期便」などの見込み額は総支給額で記載されているため、実際の受取額とは異なります。では実際に振込通知書がどのように記載されているのか、くわしく確認していきましょう。
2.1 年金振込通知書の項目
・年金支払額
年金は偶数月に2カ月分が支給されます。こちらは今回支給される金額で、各種控除を行う前の金額として総支給額が記載されています。
・介護保険料
これまで給与から天引きされていた介護保険料は、65歳を超えると年金から天引きされます。
・後期高齢者医療保険料、国民健康保険料(税)
介護保険料と同様に、後期高齢者医療保険料や国民健康保険料(税)が天引きされます。ただし、天引き対象でない場合には記載がありません。
・所得税額および復興特別所得税額
年金に応じた所得税額および復興特別所得税額が天引きされます。社会保険料と各種控除額を差し引いた後の額に5.105%の税率を掛けた額が記載されています。
・個人住民税額
所得税同様に、個人住民税も天引きとなります。
・控除後振込額
総支給額から様々な名目で金額が引かれ、こちらが各種控除後の実際に振り込まれる金額です。