3. 「年金振込通知書」の手取りを見て落ち込む人が多い理由
年金振込通知書の内容から、実際に控除される金額を確認しました。現職時の給与明細でも総支給と手取りと額面の違いに驚く方も多いですが、年金の手取り額に関してもその額や種類は多く、現役時代よりも収入が大きくない方が多いため、その衝撃は大きいのではないでしょうか。
「ねんきん定期便」で確認していた金額と、実際に支給される金額には大きな差がでます。保険料や税金など現職同様に天引きされる項目や金額が多いため、特に初回などは落ち込んでしまうかもしれません。
さらに、介護保険料は3年に1回見直しが入ります。少子高齢化の社会では負担が増すこともあり得るため、今後の影響も考えられます。
最終的な金額を予想することは難しいですが、「ねんきん定期便」などで確認する見込み額から減ってしまうケースを想定しておく方がいいでしょう。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。