「厚生年金」金額は年齢で変わる？60歳以上を1歳刻みでチェック国民年金の金額も年齢ごとに確認

1. 「60～90歳以上」厚生年金の受給額は1歳刻みだといくらか

公的年金には「厚生年金」と「国民年金（基礎年金）」があります。

厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にそれぞれの受給額平均を見ていきましょう。厳密には2ヵ月ごとの振込ですが、わかりやすいように月平均の金額で確認します。

出所：厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

※国民年金（基礎年金）の月額を含みます。

65歳未満が少ないのは、厚生年金保険（第1号）の場合、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの方となるからです。国民年金の場合は、繰上げ支給を選択した方になります。

そのため、どちらも65歳未満の数字が低くなっていることに留意が必要です。