20歳代の貯蓄はいくらか、円グラフで見る
次に、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和3年調査結果」を参考に、単身世帯と二人以上世帯にわけて20歳代の貯蓄事情を確認します。
20歳代・単身世帯の貯蓄
20歳代・二人以上世帯の貯蓄
より実態に近い中央値で見ると、単身世帯で20万円、二人以上世帯で63万円でした。貯蓄ゼロも4割前後となっています。
20歳代前半では年収をみても貯蓄は厳しいですが、20歳代後半になると年収も上がり、また結婚される方もだんだんと増えてきます。
しかし貯蓄の実情や先ほどのコメントをみても、金銭的な不安がライフイベントに影響する可能性も考えておきたいところでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。