2022年10月以降、新たに社会保険の適用対象が広がり、短時間労働のパートやアルバイトでも加入対象となる方が多くなりました。これにより、将来の年金は国民年金と厚生年金を合わせた「2階建て」となり、厚生年金が今までより身近に感じるかもしれません。

そんな中、岸田政権が進める「令和の年金大改悪」では、国民年金を厚生年金で穴埋めするとの内容で話題となりました。

「損」が出るのは、2019年の賃金水準で世帯年収が1790万円以上の場合に限られるとの試算といえども、将来の年金に対して不安を抱くようなニュースです。

「世代と世代の支え合い」という考え方での年金制度。将来みなが安心して年金を受け取れるよう願いたいですね。

さて、将来の年金額について少なくなるイメージの中、「繰下げ受給」の仕組みを使えば年金を増やすことができます。増加率から見るとメリットが大きい制度ですが、家族背景によってはデメリットとなることも。

今回は夫婦が考える「繰下げ受給」の仕組みとデメリットについて確認していきましょう。

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