政府は国民年金(基礎年金)の保険料納付期間について、「20歳以上 65歳まで」の45年間への延長を検討すると各種メディアで報じられました。

国民年金の保険料は令和4年度で1万6590円。夫婦であれば、60歳代前半に毎月3万円超の出費が増えることになります。

月3万円超の出費が増えるとなれば、60歳以降も働こうと考えるシニアは増えるでしょう。総務省によれば、現代でも60~64歳の71.5%が働いています。

出所:総務省「統計トピックスNo.132統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」

出費が増えてもその分貯蓄があればよいのですが、今の60歳代はどれくらい貯蓄をもっているのでしょうか。詳しく見ていきます。