4. まとめにかえて

現役世代の人は、教育費や住宅ローンといった出費が多く、老後について考える余裕はあまりないかもしれません。

しかし、まとまったお金になるからこそ、老後を見据えた貯蓄を早くからはじめることは重要です。

今、求められるのは「年金だけに頼らない資産づくり」です。

仕事による収入も大切ですが、いつまで元気で働けるかは誰にもわかりません。また多くの場合、70歳代以上になると仕事を辞める方も多いでしょう。

老後資金の選択肢の一つとして、「財産所得」を検討してみてはいかがでしょうか。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」［貯蓄・負債編］によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構（旧郵政公社）、銀行及びその他の金融機関（普通銀行等）への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金（加入してからの掛金の払込総額）並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券（株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面）といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考資料

荻野 樹