人生の約3分の1を年金と貯蓄のみで生活することに
本日は最新の平均寿命と受け取れる年金についてみてきましたが、人生100年時代に65歳で退職した場合、実に人生の約3分の1を年金と貯蓄のみで生活することになります。
「老後は遠い未来」ではなく、確実にくる可能性が高い第2の人生です。その長さを考えれば、少しでも早いうちから対策を立てていく必要があるでしょう。
今はねんきんネットやねんきん定期便などを利用すれば、年金の受給予定額を確認することができます。また、運用益が非課税になるiDeCoやつみたてNISA制度を利用して、私的年金や貯蓄をすることも可能です。
今後も物価上昇など不安定な要素は大きく、老後必要と考えられる金額は大きくなることが予想されます。2022年も残りが短くなってきましたので、少しでも早く、老後について考えてみるのはいかがでしょうか。
普段の貯蓄にあわせて、今使える制度の利用を検討されることで、豊かな老後に少しでも助力できればと願います。
参考資料
- 厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」(2022年7月29日公表)
- 厚生労働省「令和2年度厚生年金・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和3年調査結果」
足立 祐一