4. 後悔ポイント4. 信託期間が短い、純資産額が小さいなど制限がかかりそうな投資信託
その投資信託が設定(運用がスタート)されてから償還日(運用が終了する日)までの期間を信託期間といいます。
信託期間は延長されることも少なくありませんが、自分がつみたてを開始してから償還日までの期間が短いと運用が途中で終了してしまう可能性もあります。
長期投資をする前提で投資信託を選ぶ時には、「信託期間が無期限」など制限がかかりにくそうな銘柄を購入しましょう。
あわせて、投資信託の規模をあらわす純資産残高も小さいより大きいものを選びましょう。
純資産残高が小さいと、効率的な運用をおこなうことが難しくなり、最悪の場合当初の信託期間を繰り上げて運用が強制終了となることもあります。
これを繰り上げ償還といい、一般的には純資産残高10億円が目安になるといわれています。
5. 資産運用のリスクやリターンを知っておく
新しく何かを始める時には、ある程度勢いが必要な部分もあります。
リスクやデメリットを調べすぎて何も出来ていない‥という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、資産運用を始める際にはリスクやリターンの関係を正しく理解して自分にあったものを選ぶことが大切です。
まずは資産運用について調べてみるなど、始めの一歩を踏み出してみると良いかもしれませんね。
参考資料
尾崎 絵実
執筆者
短期大学卒業後、富国生命に入社。その後、大手保険代理店を経て、ファイナンシャルアドバイザー業務に従事。これまでに約1000以上の世帯からお金のご相談を受け、ファイナンシャル・プラニングを実施。常に最新の情報を把握するように努め、保険だけではなく、様々な金融商品を活用した総合的な資産運用を目指す。2020年 MDRT 日本会会員。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。