3. 後悔ポイント3. 同じベンチマークなのに手数料の高いインデックス投資信託
たとえば、アメリカを投資対象とした場合にはS&P500・NASDAQ・NYダウなど代表的なベンチマークがあります。
S&P500はアメリカを代表する企業500銘柄、NASDAQは構成銘柄の70%以上がS&P500と重複、NYダウはS&P500の中から厳選された30銘柄などの特徴があります。
インデックス投資信託はそれぞれのベンチマークに連動した運用成果を目指していますから、同じベンチマークをつかったインデックス投資信託の成績は基本的に似たようなものになります。
では、何が運用成果に影響するのかというと手数料の高さです。
同じ運用成績で手数料が高ければその分利益は少なくなりますし、手数料が抑えられればその分投資家の懐は潤うことになります。お目当ての投資信託がいくつかある場合は、目論見書をみて比べておきましょう。
ただし、S&P500とNASDAQなど異なるベンチマークを使っている場合や、インデックス投資信託とアクティブ運用の投資信託などそもそもの運用方針が違う場合には一概に手数料だけで判断できないこともあります。
執筆者
短期大学卒業後、富国生命に入社。その後、大手保険代理店を経て、ファイナンシャルアドバイザー業務に従事。これまでに約1000以上の世帯からお金のご相談を受け、ファイナンシャル・プラニングを実施。常に最新の情報を把握するように努め、保険だけではなく、様々な金融商品を活用した総合的な資産運用を目指す。2020年 MDRT 日本会会員。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。