3. 後悔ポイント3. 同じベンチマークなのに手数料の高いインデックス投資信託

たとえば、アメリカを投資対象とした場合にはS&P500・NASDAQ・NYダウなど代表的なベンチマークがあります。

S&P500はアメリカを代表する企業500銘柄、NASDAQは構成銘柄の70%以上がS&P500と重複、NYダウはS&P500の中から厳選された30銘柄などの特徴があります。

インデックス投資信託はそれぞれのベンチマークに連動した運用成果を目指していますから、同じベンチマークをつかったインデックス投資信託の成績は基本的に似たようなものになります。

では、何が運用成果に影響するのかというと手数料の高さです。

出所:金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」

同じ運用成績で手数料が高ければその分利益は少なくなりますし、手数料が抑えられればその分投資家の懐は潤うことになります。お目当ての投資信託がいくつかある場合は、目論見書をみて比べておきましょう。

ただし、S&P500とNASDAQなど異なるベンチマークを使っている場合や、インデックス投資信託とアクティブ運用の投資信託などそもそもの運用方針が違う場合には一概に手数料だけで判断できないこともあります。