厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」によると、2021(令和3)年の一年間の入職者数は約720万人、離職者数は約717万人でした。

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出所:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」

前年より入職率が多少増えており、だんだんとではありますがコロナ禍による雇用への影響も和らいでいるように感じるでしょう。

転職する際、転職エージェントや転職サイトを利用する方が多いと思います。求人の中には「非公開求人」なるものもあり、気になっている方もいるのではないでしょうか。

株式会社ビズヒッツは、転職エージェントや転職サイトで非公開求人を利用した経験がある162人に「非公開求人のメリット・デメリットに関する意識調査」を行いました(2022年10月11日公表)。非公開求人の実情を詳しくてみていきましょう。

転職の非公開求人のメリット「好条件の求人が多い」

まず同調査より、非公開求人のメリットを見ていきます。

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出所:株式会社ビズヒッツ「非公開求人のメリット・デメリットに関する意識調査」

転職「非公開求人のメリット」

1位:好条件の求人が多い39人
2位:ライバルが少ない38人
3位:選択肢が広がる34人
4位:希望条件に合う求人が多い23人
5位:特別感がある9人
6位:サポートが手厚い8人
7位:選考がスピーディーに進む7人

皆さん気になるのが求人内容ですが、1位は「好条件の求人が多い」でした。コメントは以下の通り。

  • 公開されている求人よりも条件が良かった(26歳 男性)
  • 掘り出し物的な優良案件に応募できました(32歳 女性)
  • 有名企業や信頼できる企業が多かった(35歳 男性)

※株式会社ビズヒッツ調べ

公開求人より条件が良かったり、有名企業なども多かったりするようですね。公開にすると応募者が殺到するため、非公開とする企業もあるのでしょう。

非公開求人ゆえ、ライバルが少ないというメリットもあります。

  • 登録している人しか見られないと競争率も下がるので、書類選考での通過率も多少上がるように感じる(23歳 女性)
  • 競争率が低くなり、採用の可能性がアップする(32歳 男性)

※株式会社ビズヒッツ調べ

競争率が下がる分、書類選考や採用の可能性が上がるように感じる方も中にはいるようですね。

他にも「希望条件に合う求人が多い」「選考がスピーディーに進む」など、非公開求人を利用するメリットは大きそうです。

転職の非公開求人のデメリット「情報収集しにくい」

一方で、デメリットは何でしょうか。

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出所:株式会社ビズヒッツ「非公開求人のメリット・デメリットに関する意識調査」

転職「非公開求人のデメリット」

1位:情報収集しにくい38人
2位:求められるレベルが高い35人
3位:求人内容が信用できない14人
4位:紹介してもらいにくい13人
5位:紹介に手間がかかる8人
6位:条件が悪い7人
同6位:希望条件に合う求人がない7人

情報収集がしにくいことに対する具体的なコメントを確認します。

  • 通常の求人に比べて詳細が分かりづらい(23歳 男性)
  • 実際に面接にいかないと、具体的なことかわからない。事前情報がやや足りない(29歳 女性)
  • 情報の詳細確認に時間がかかった(43歳 男性)

※株式会社ビズヒッツ調べ

企業研究や求人、面接などの情報が少ないという声が挙がりました。非公開求人については担当のキャリアアドバイザーに相談し、詳しい情報を聞くことが大切でしょう。

また、「求められるレベルが高い」という声も。

  • 質の高い求人は多いですが、応募条件も高いことがほとんど。第二新卒や経験が少ない方には向かないように感じました(24歳 女性)
  • 求められるスキルや経験が高いので、「自分には無理だ」と悲観的になってしまいます(30歳 男性)

※株式会社ビズヒッツ調べ

非公開求人な分、応募条件のレベルが高く、実際には応募条件に満たない方もいるようです。

また、紹介してもらいにくい、手間がかかるという声もありました。

転職「非公開求人で転職が決まった人」は3割超

実際に非公開求人から転職が決まった人はどれくらいいるのでしょうか。

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出所:株式会社ビズヒッツ「非公開求人のメリット・デメリットに関する意識調査」

34.6%と、およそ3人に1人の転職が決まっています。

そこまで多くはありませんが、実際に転職が決まっている人もいるので検討の余地はあるでしょう。

まとめにかえて

転職の非公開求人のメリットは大きいものの、応募条件のレベルが高めといった声も見られました。

求人は数多くあるものの、実際に働けるのは一社のみです。転職先の選択肢を広げるためには、非公開求人の利用も一つですね。

ただ、実際の条件や使いやすさについては利用しなければわからないことも多いでしょう。

非公開求人を見て求められる経験やスキル、資格を確認し、今後の転職の参考にするという使い方もできそうです。

参考資料