3. 投資FIRE「不労所得」は老後生活に有効なのか

日頃の「暮らし向き」についても見ていきます。すでに不労所得がある人は、どのような生活を送っているのでしょうか。

  • 家計にゆとりがあり、まったく心配ない・・・20.1%
  • 家計にゆとりはないが、それほど心配ない・・・6.5%
  • 家計にゆとりがなく、多少心配である・・・3.7%
  • 家計が苦しく、非常に心配である・・・2.2%
  • その他・・・―

5人に1人が「ゆとりがある」と感じているようです。老後を送る上で、不労所得はやはり有効となる方が多いといえます。

一方で、少数ではあるものの家計が心配な人もいるようです。

4. 「不労所得がある人」も働いている?

不労所得があるからといって、完全にリタイアしているとは限りません。

次は「財産からの収入」がある人の割合を就労状況別に見ることで、働いている人の実態を確認しましょう。

  • 自営業主・個人事業主・フリーランス・・・13.4%
  • 正規の社員・職員・従業員・・・3.3%
  • パート・アルバイト・・・6.7%
  • 労働者派遣事業所の派遣社員・・・―
  • 契約社員・嘱託社員・・・2.9%
  • 会社または団体の役員・・・21.6%
  • その他・・―
  • 収入のある仕事はしていない・・・8.3%

多いのは、「会社または団体の役員」(21.6%)や「自営業・個人事業主・フリーランス」(13.4%)でした。

毎月の不労所得があっても、なんらかの「勤労所得」を得ている人が大多数のようです。逆に、「収入のある仕事はしていない」方は、8.3%とごく一部であることもわかりました。