5. 「不労所得がある人」の平均収入

では、なんらかの「勤労所得」は毎月でいくらぐらいの収入になっているのでしょうか。

  • 5万円未満・・・7.7%
  • 5万~10万円未満・・・4.1%
  • 10万~20万円未満・・・3.2%
  • 20万~30万円未満・・・6.5%
  • 30万~40万円未満・・・16.6%
  • 40万~60万円未満・・・22.7%
  • 60万円以上・・・36.4%

(※配偶者がいる場合は、夫婦の毎月の収入です)

毎月の収入が「30万円」を超えて以降、財産からの所得がある人の割合がぐっと上がることが分かります。

お金はある人のところに集まるという言葉通りの結果かもしれません。

6. 老後に不労所得は必要?厚生年金の平均受給額もチェック

老後のために不労所得を検討する方もいますが、老後の生活資金の柱となる年金の平均受給額も知っておく必要があります。

最後に、会社員や公務員の方が主に加入している厚生年金について見ていきましょう。

6.1 厚生年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

〈全体〉平均年金月額:14万4366円

  • 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
  • 〈女性〉平均年金月額:10万3808円

※国民年金の金額を含む

厚生年金の受給額は、現役時代の賃金や加入期間によって決まります。

平均は14万4366円ですが、男性16万4742円、女性10万3808円、約6万円の差がありますね。またグラフで分布の様子を見る限り、男女差や個人差が大きいこともわかります。