自己負担の有無も自治体によって異なる

医療費の助成があっても、一部負担が発生するところ、完全に無料のところにわかれます。こちらについても、都道府県と市区町村にわけて実態を整理しましょう。

まず都道府県については、自己負担が発生するところが通院で36、入院で34あります。

出所:厚生労働省「乳幼児等に係る医療費の援助についての調査」

自己負担がない(無料で受診できる)都道府県は次のとおりです。

  • 宮城県
  • 群馬県
  • 東京都(入院のみ)
  • 山梨県
  • 岐阜県
  • 愛知県
  • 三重県
  • 滋賀県
  • 和歌山県
  • 香川県
  • 愛媛県(入院のみ)
  • 沖縄県

次に市区町村で確認すると、自己負担が発生する自治体は通院で605、入院で519です。

出所:厚生労働省「乳幼児等に係る医療費の援助についての調査」

都道府県単位では自己負担を求めるところが多いものの、結果的には市区町村による助成があるところが多数派のようですね。

中には24歳年度末まで独自に助成する自治体もあり、地域格差がうかがえます。