【昭和の結婚観】最も廃れたのは「夫は仕事、妻は家庭」
昭和の結婚観の中でも、最も廃れたのは「夫は仕事、妻は家庭」という価値観でしょう。
国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によれば、18~34歳の未婚者で「夫は仕事、妻は家庭」に賛成する男性は約2割、女性は12%となっています。
50歳未満の初婚同士の夫婦の妻の意識を見ても、「夫は仕事、妻は家庭」に賛成するのは15.9%。
どちらかというと男性の方が指示している考えではありますが、共働きが主流の現代では8~9割の方が「夫は仕事、妻は家庭」とすでに考えていないことがわかります。
実際に厚生労働省が2022年9月16日に公表した「令和4年版厚生労働白書」によれば、2021年は共働き世帯が1247万世帯、専業主婦世帯が566万世帯。令和のいま、共働きはすでに当たり前となっているでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。