【昭和の結婚観】最も廃れたのは「夫は仕事、妻は家庭」

昭和の結婚観の中でも、最も廃れたのは「夫は仕事、妻は家庭」という価値観でしょう。

国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によれば、18~34歳の未婚者で「夫は仕事、妻は家庭」に賛成する男性は約2割、女性は12%となっています。

出所:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」

50歳未満の初婚同士の夫婦の妻の意識を見ても、「夫は仕事、妻は家庭」に賛成するのは15.9%。

出所:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」

どちらかというと男性の方が指示している考えではありますが、共働きが主流の現代では8~9割の方が「夫は仕事、妻は家庭」とすでに考えていないことがわかります。

実際に厚生労働省が2022年9月16日に公表した「令和4年版厚生労働白書」によれば、2021年は共働き世帯が1247万世帯、専業主婦世帯が566万世帯。令和のいま、共働きはすでに当たり前となっているでしょう。