清々しい香りで私達の生活を豊かに彩ってくれるハーブ。グリーンや可愛らしい小花が咲くハーブガーデンに憧れる人も多いことでしょう。

とはいえ、繁殖力が強いハーブを育てるときは注意が必要です。大きく育ちすぎると困った事態になってしまうことも。

そこで今回は地植えにするときに注意が必要なハーブについてお伝えします。さっそくみていきましょう。

生命力が強いハーブは地植えに注意

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Elena Kalfa/istockphoto.com

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ハーブは一年草、多年草、木本(もくほん)類に分類されます。一年草は一年で生育サイクルが終わり、多年草、木本類のハーブは数年以上生育し続けます。

多年草のハーブで生育旺盛な品種は株自体がどんどん大きくなります。こまめに手入れをするとコンパクトに育てることもできますが、対策なしで放任していると大きく育ちすぎて、のちのち手入れに困る可能性があります。

木本類のハーブも同様です。購入したての苗は小さめですが、生長するにつれて茎が木質化していくハーブもあります。抜くのもひと苦労なので、ハーブを育てるときは性質を事前に調べておくことが重要です。

特に注意が必要なのは地下茎を伸ばして繁殖する品種。地中で横に茎を伸ばすため、茎を取り除かない限り、繁殖を止めることができません。このような植物を庭で育てるなら、何らかの対策が必要になるでしょう。

繁殖力が強いハーブの育て方

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AlexRaths/istockphoto.com

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ハーブをコンパクトに育てたい人は鉢植えで育てるのが、いちばんの方法です。地植えにしたいと考えているなら、鉢を埋める方法を試してみるとよいでしょう。

鉢植えのハーブは根を四方に伸ばすことができないので、大きく生長するのを防ぐことができます。見た目もまるで地植えにしているように自然な雰囲気になりますよ。

鉢を植えるときは、鉢全体をまるごと埋めてしまうのではなく、土から鉢が少しはみ出る程度に埋めるのがポイントです。

他にも根域を制限できるシートなどを活用するのもオススメです。掘った穴をシートで覆っておけば、根が生長するのを防ぐことができます。植え穴に石を敷きつめて、根の生長を阻害する方法もあります。

「それ、植えても大丈夫?」注意が必要なハーブ6種を紹介

ミント

古来より薬草としても活用されているミントは清涼感のある香りが特徴のハーブ。育てるのも比較的容易なので、数種類を寄せ植えにして育てる人も。

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La_vanda/istockphoto.com

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kuri2000/istockphoto.com

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ただし地植えにする場合は注意が必要です。地下茎で増えるミントは「ミントテロ」と呼ばれるほど生育が旺盛。

株を大きくしたくない場合は、鉢植えにして鉢ごと地中に埋めるか、シートなどで根域を制限して育てるほうがよいでしょう。

セージ

種類が豊富なセージはサルビアという名前でも親しまれているハーブ。蒸れや暑さに弱いため、育てるのが難しい場合もありますが、環境が合うと、あっという間に大きくなります。

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shironagasukujira/istockphoto.com

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生長とともに茎が木質化する品種もあり、より強健になります。地植えにすると年々大きくなるので、株姿を整える必要もあるでしょう。

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nickkurzenko/istockphoto.com

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とはいえ、ある程度の大きさになると見ごたえもあり、オシャレな雰囲気になることもたしか。地植えにするなら根域を制限して育ててみるとよいでしょう。

タイム

多湿や高温に弱いタイムは育てるのが難しいと言われることもありますが、環境が合うと、あっという間に広がります。

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Oleg Marchak/istockphoto.com

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クリーピングタイムは横に広がる性質で、一面がタイムで覆われることもあります。

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Elkhophoto/istockphoto.com

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クリーピングタイムの花はピンク色をした野趣あふれる美しさ。一面に生えると圧巻ですが、その分手入れも大変です。

レモンバーム

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Akchamczuk/istockphpto.com

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爽やかな香りが特徴のレモンバームも生育が旺盛なハーブです。多年草で冬は地上部が枯れてしまうこともありますが、春に再び芽吹きます。

こぼれ種でも増えるので、どんどん生育場所が広がっていきます。他の植物の生育を妨げることもあります。

ローズマリー

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icebergpicture/istockphoto.com

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匂い消しとして肉料理にも使われるローズマリーは香りの強いハーブ。紫の美しい花が咲く姿も楽しめます。

ローズマリーは低木に分類されるため、大株に生長すると手入れが大変です。特に横に枝を伸ばすタイプは場所をとるようになるので、隣に植えた植物の日当たりが悪くなることも。

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Carlos Pereira M/shutterstock.com

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低木類は手入れが肝心。鉢植えにして、収穫しながら育てるとコンパクトな株姿をキープできます。

フェンネル

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momentstock/istockphoto.com

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フェンネルはフワフワした細かい葉が特徴のハーブ。葉はサラダや魚料理などの彩りや香り付けとして使われています。

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BethAmber/istockphoto.com

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フェンネルは大きくなると2メートルほどの大株に生長するハーブ。横にも広がるので、切り戻しをしながら育てるか、鉢植えで育てるほうが無難です。

まとめにかえて

今回は繁殖力が旺盛なハーブを紹介しました。古来より人間はハーブを生活にうまく取り入れて生活してきました。「植えてはいけない」とひと括りにするのではなく、上手に付き合っていく方法を考えてみるのも一案です。

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Natasha Breen/shutterstock.com

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ハーブに限らず植物は人間の生活を豊かにしてくれるもの。例えば庭で育ったハーブを切り花にして家に飾ってみるのもオススメ。元気な株なら、毎日切り取っても衰えることがありません。

ハーブは鉢植えなら初心者も育てやすいでしょう。上手に育ててハーブを楽しんでみてくださいね。

LIMO編集部