清々しい香りで私達の生活を豊かに彩ってくれるハーブ。グリーンや可愛らしい小花が咲くハーブガーデンに憧れる人も多いことでしょう。

とはいえ、繁殖力が強いハーブを育てるときは注意が必要です。大きく育ちすぎると困った事態になってしまうことも。

そこで今回は地植えにするときに注意が必要なハーブについてお伝えします。さっそくみていきましょう。

生命力が強いハーブは地植えに注意

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ハーブは一年草、多年草、木本(もくほん)類に分類されます。一年草は一年で生育サイクルが終わり、多年草、木本類のハーブは数年以上生育し続けます。

多年草のハーブで生育旺盛な品種は株自体がどんどん大きくなります。こまめに手入れをするとコンパクトに育てることもできますが、対策なしで放任していると大きく育ちすぎて、のちのち手入れに困る可能性があります。

木本類のハーブも同様です。購入したての苗は小さめですが、生長するにつれて茎が木質化していくハーブもあります。抜くのもひと苦労なので、ハーブを育てるときは性質を事前に調べておくことが重要です。

特に注意が必要なのは地下茎を伸ばして繁殖する品種。地中で横に茎を伸ばすため、茎を取り除かない限り、繁殖を止めることができません。このような植物を庭で育てるなら、何らかの対策が必要になるでしょう。