老後生活「労働所得」と「不労所得」の準備を

ねんきん定期便などで将来の受給予定額を確認したら、老後に向けた「労働所得」と「不労所得」の準備をおすすめします。

労働所得とは、そのまま仕事をすることによる所得です。先程の平均額では月換算で5万円ほどでした。

現代でも60歳代後半の約半数が仕事をする時代です。今50歳代の方が老後を迎える頃には、60歳代でも働くのが当たり前となっていることは十分に考えられるでしょう。

今50歳でも、70歳まで働くとしたら残り20年間仕事を続けることになります。ご自身のキャリアや体力なども考え、長く続けられる仕事の見当をつけておきたいですね。

不労所得というと難しい印象ですが、つまり働かなくても得られる所得であり、代表的なものが株式や投資信託、不動産などになります。

知識がなければはじめにくいですが、株式や投資信託といった金融商品であれば最近はインターネットでもわかりやすく解説されています。証券会社の口座開設や取引もアプリなどでできるようになり、以前よりハードルは低くなっているでしょう。

国はiDeCoやNISAといった税制優遇制度も用意しています。投資は好きな人や興味のある人だけがやるものでなく、多くの方がおこなうものへと変化しつつあります。

リスクがありますが、リスクを抑えた運用や保険商品もあります。人生100年時代を生き抜くためにも検討したいところでしょう。