1. 基本となるねんきん定期便の見方をおさらい
ねんきん定期便でまず見るべきポイントは、加入期間と老齢年金の見込額の2つです。見方は意外に簡単なので、まずは年金の加入期間を見ていきましょう。
公的年金加入者には、毎年誕生月に「ねんきん定期便」が送られます。通常はハガキ形式ですが、35歳・45歳・59歳といった「節目の年」には封書で送られてきます。
いずれかの書類が届いたら、年金の加入期間を確認します。ハガキ形式の場合は裏面に記載してあります。
年金を受け取るためには、「保険料納付済等期間」が10年以上(120月以上)必要です。
万が一「保険料納付済等期間」が10年を超えていないと、将来年金を受け取れません。納付期間がまだ10年に達していない若い方も、上記の原則を覚えておきましょう。
ちなみに、日本年金機構が把握している「年金記録が10年未満の方」には、個別で「年金加入期間の確認のお知らせ(案内)」が随時発送されます。
調査次第では年金を受け取れる可能性があるため、「年金加入期間の確認のお知らせ(案内)」が届いたらお近くの年金事務所で予約相談するのがおすすめです。
次では、年齢別の老齢年金見込額の見方を解説します。