1.2 チャイブ
- シソ科
- 多年草
- 草丈:20~40センチ
- 参考価格:200円前後(ポット苗)
チャイブはアサツキの仲間
チャイブは別名、セイヨウアサツキともいい、日本のアサツキの仲間です。ネギよりも風味がマイルド。春には葉先にかわいい紫の花が咲きます。緑一色になりがちなハーブガーデンに彩りを加えることができます。
ネギのように刻んで洋風のスープに浮かべたり、バターに混ぜてハーブバターとして食べることができます。食卓が少しおしゃれになりそうですね。
手間がかからない
チャイブは生育が旺盛で、ほとんど手間がかかりません。ミントと同様、地植えにすると根を伸ばしてグングン育つので、鉢植えの方がコンパクトに育てられます。土も選びません。
日なたを好みますが、半日陰でもよく育ちます。冬の寒さには強いのですが、地上部は枯れてしまう場合があります。根は生きているので、凍るような寒い時期は保温をしてあげて様子をみましょう。
うまく冬越しできれば、春先には新しい芽が出てきます。
チャイブの株分け
チャイブは2~3年もすると株が大きくなり生育が悪くなります。大きくなった株は株分けをするようにしましょう。株分けの適期は9~10月です。
鉢から苗を抜き、かたまっている根をほぐします。長すぎる根はハサミで切っても大丈夫です。株の根本を持ちながら、引き離すように株を分けていきます。ひとつの束が5本程度が目安です。
今まで使用していた鉢より、ひと回り大きめの鉢を用意し、束を等間隔に植えていきます。植え付け後は水をあげてください。植え付け後は株にストレスを与えないように、2、3日ほど日陰で管理します。
1.3 ローズマリー
- シソ科
- 常緑小低木
- 草丈:20~150センチ
- 参考価格:700円前後(鉢)、200円前後(ポット苗)
ローズマリーは「木」
鉢植えで大きく育ったものも販売されているローズマリー。独特の爽やかな香りがアロマオイルでも人気です。香りは強く、葉に触れただけでその香りがうつります。
ローズマリーは「常緑小低木」に分類される「木」です。しっかりとした茎がやがて木化し、大きく成長します。成長の仕方は種類によって異なり、垂直に伸びるタイプもあれば、横に広がるタイプなどもあります。
花の色、立ち姿や葉の茂り具合も品種によって異なるので、姿が気になる方は、ある程度成長した鉢植えのローズマリーを選んでもよいでしょう。植え替えの必要もなく管理がラクです。
虫除け効果も期待できる
ローズマリーの放つ強香は害虫の忌避効果があるといわれています。ローズマリー自体にも虫が寄ってくることはほとんどないので、害虫などによる病気の心配はほとんどありません。
基本的には乾燥気味に育てますが、水やりを忘れると、葉のツヤが悪くなり乾燥して葉を落とします。水のやりすぎにも注意が必要ですが、適度な水分は必要です。土が乾いたらたっぷりあげましょう。
ローズマリーの管理
寒さには強い性質ですが、種類にもよります。耐寒性が不明な場合は室内で育てても問題ありません。その際は陽当たりのよい場所で管理するようにします。
肥料がなくても十分育つくらい丈夫で、土も選びません。他のハーブと同じように環境が合えば、ぐんぐん成長しますので、根詰まりをおこしたら植え替えをするようにします。
根鉢をくずし、長すぎる根はハサミで切っても構いません。土を適度に落としたら、ひと回り大きな鉢に植え替えるだけのカンタン作業です。