3. 不労所得がある人はどういう人?

先程の調査結果によれば、不労所得を得ている方は非常に稀な存在ということがわかりましたが、実際どのような人が不労所得を得ているのでしょうか。

先程の同資料をもとに、不労所得がある人の就労状況を見ていきましょう。

  • 自営業・個人事業主・フリーランス:13.4%
  • 正規の社員・職員・従業員:3.3%
  • パート・アルバイト:6.7%
  • 労働者派遣事業所の派遣社員:-
  • 契約社員・嘱託社員:2.9%
  • 会社または団体の役員:21.6%
  • その他:-
  • 収入のある仕事はしていない:8.3%

データによれば、不労所得を得ている人は「会社または団体の役員」(21.6%)、や「自営業・個人事業主・フリーランス」(13.4%)と、何かしら就労状況にある方が多いということが分かりました。

不労所得というと、もの凄くお金持ちで悠々自適な生活を送っている人という印象が強いものですが、実際はなんらかの「勤労所得」を得ている人が大多数のようですね。

4. 不労所得があれば老後生活に心配はない?

ここからは、不労所得がある人の日頃の「暮らし向き」について見ていきましょう。

不労所得がある人の経済的な暮らし向きは以下のとおりです。

  • 家計にゆとりがあり、まったく心配ない:20.1%
  • 家計にゆとりはないが、それほど心配ない:54.0%
  • 家計にゆとりがなく、多少心配である:20.3%
  • 家計が苦しく、非常に心配である:5.1%
  • その他:0.5%

上記データによれば、なんと不労所得がある人の全体の74.1%が「心配なく暮らしている」という結果です。

年金が少ないと言われるなか、毎月5万円でも10万円でも収入があれば確かに生活にゆとりはでそうですよね。