まとめにかえて
男性は外で働き、女性は家事をするという価値観は一昔前の価値観としてとらえられることも増えています。
しかし、夫婦ともに仕事を軸とした生活を選択すると、家庭や子育てに支障が生じることもあるため、どちらかが家庭を優先にした働き方を選択しなければならないというケースも少なくありません。
子育てをしながら働く女性の中には家族を第一に考え、通勤のしやすさや給与、勤務時間、融通の利きやすさなどを基準に職業選択する方も多いです 。
学生時代の就職活動では自身の興味や憧れなどから応募企業を選択していた女性も、結婚をきっかけに仕事を選ぶ基準が変わってきます。
家庭を持ち、希望のキャリアを歩むことは、社会や企業からのサポートが充実していたとしても現状ではさまざまな観点から難しいと言えるのかもしれません。
参考資料
- 内閣府男女共同参画局「令和2年度男女共同参画社会の形成の状況」
- 厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」
- 厚生労働省「令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える」
- 経済産業省 中部経済産業局「女性の就業意識に関する調査報告書」
- 厚生労働省 「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」
西田 梨紗