1. 【資産の中身】日本は預金、米国は投資
まずは日本と米国の家計金融資産の構成を比較してみましょう。
「現金・預金」の割合が全体の54%の日本に対し、米国は12.8%となっています。「上場株式・投信・債券」の割合は日本が12.8%、米国は61.5%です。
米国では国民の株式保有は以前から進んでいたわけではなく、1990年代から国民自身が運用を指図する確定拠出年金の普及と加入者への投資教育の推進があったため、投資が一般的となっていったとみられます。
平均年収が30年間上がらず、預金金利が低い今、預貯金だけでなく一部で運用をとりいれる必要があると言えそうです。