5. まとめにかえて
人はいつ何時、自然災害や病気・ケガに見舞われるかは予測できません。これは今のコロナ禍を生きる私たちが否応なしに実感していることですね。
「どうしても年金保険料が払えない」という事態は、誰にでも起こりうること、と筆者は考えます。
やむを得ぬ事情で年金加入期間が短くなってしまう場合もあるでしょう。ただ、一つだけ頭に入れておきたいのは、公的年金が支えているのは「老後の生活」だけではないという点。
病気やケガで障害を負ったとき受け取る「障害年金」、大黒柱にもしものことが起きたとき家族を支える「遺族年金」。年金保険料をしっかり納めていない場合、これらが支給されないことも。
やむを得ない理由で国民年金保険料の支払いが難しいときは、まずは、支払いが「免除・猶予」になる制度の申請を検討しましょう。そして、経済的な余裕ができた時点で、ぜひ「追納」し、年金受給額を満額に近づけていかれることをお勧めします。
参考資料
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。学参系編集プロダクションなどで校閲・編集・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)