7.【賃貸の退去費用】すぐに修繕費を受け入れない(退去時)

請求された退去費用に納得できないときは、すぐにサインや支払いをしないようにしましょう。一度同意書にサインしたり支払ったりしてしまうと、金額に同意したとみなされ後から金額を訂正してもらうことは困難だからです。

身に覚えのない傷や汚れの修繕費用が記載されていれば、管理会社に内容を問い合わせ、納得できなければその旨を伝えます。

また修繕の内訳の記載が無い場合は、すぐに詳細な内訳を送ってもらいましょう。例えば壁紙の張り替えなら、具体的な修繕場所と面積、工事の平米単価などを記載してもらいます。

もちろんこうしたやり取りは口頭ではなく、メールのように記録が残る方法で行った方が良いでしょう。こちらに非がなければ臆さず交渉することで、退去費用を正当な金額に改めてもらえるはずです。

もしそれでも相手が金額を見直さないときは、地方公共団体の相談窓口や消費生活センターなどへ相談してみましょう。退去費用のトラブルでよく耳にするのが、この不当な見積もりによるトラブルです。納得できない請求には応じないようにし、余計な退去費用は支払わないようにしましょう。

【賃貸の退去費用】まとめ

賃貸の退去費用は契約から入居中、そして退去まで、適切なポイントに気配りすることで安く抑えられます。

実際に請求書が届いてから慌てることがないよう、お伝えしたポイントに十分注意するようにしてください。

参考資料

武井 利明