3. 【賃貸の退去費用】傷や汚れに気をつける(入居中)

賃貸の部屋は大家のものであり、借りている間は常識ある扱いをしなければなりません。故意に傷や汚れを付けた場合は当然ですが、不注意だとしても修繕費を請求されることがあります。

例えば金属製の脚の椅子を保護カバーなど付けずに使えば、床を傷付けることは十分予想できます。こうしたことを「知らなかった」とするには無理があり、修繕費を請求される可能性は高いでしょう。

先ほど「通常使用の損耗」の修繕費用は負担しないとお伝えしましたが、誰が見ても傷や汚れが付くような使い方をしていたらそうはいきません。退去費用を安くするためには、丁寧に部屋を扱うことも大切なのです。

4. 【賃貸の退去費用】故障や不具合はすぐ連絡する(入居中)

部屋の設備などに不具合や故障があったら、すぐに管理会社へ連絡しましょう。借主は他人の物を借りたときに常識的な注意を払って扱う義務、いわゆる「善管注意義務」を負っています。

もし部屋で故障を見つけ、そのままにしておくと悪化することが明らかなら、すぐに連絡すべきなのです。

例えば窓の結露が壁に垂れているのを知りながら、放置して壁紙がはがれてしまった場合は、その修繕費用を請求される可能性があります。部屋の不具合を見つけたときは速やかに管理会社へ連絡しましょう。