3. 公的年金に頼らない!将来への備えは自助努力が必須
いかがでしたでしょうか。
公的年金に頼らず、自分で老後資金を準備するためには預貯金だけでは困難です。
昨今の物価上昇のようなインフレリスクに対応できる資産を持つこと、すなわち資産運用が大切になります。
投資は元本保証ではないので、リスクがともないます。おさえておくべきポイントは「長期・分散・積立て」です。投資する期間が長ければ長いほど時間が味方してくれ、リスクを軽減させることが可能になります。
金融商品を選ぶ際には、本やインターネットの情報だけを鵜呑みにせず、自分の年齢や家族構成、リスク許容度や資産内容などに応じたものをきちんと見極めて商品を理解しスタートすることが大切です。
少子高齢化が叫ばれる現代、今後も高齢化が進めば年金の受給額はますます減額されると想像できます。
まずは情報収集からはじめて、自分に合った老後資金の準備方法を見つけていきましょう。
参考資料
田中 友梨
執筆者
筑紫女学園短期大学卒業後に株式会社三井住友銀行に入行。リテール営業に従事し、卓越した成績を残す。24歳で2年間銀行を休職し青年海外協力隊員としてフィリピンでボランティアをするなど異色の経歴を持つ。受賞歴多数。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。老後資金の準備や相続の相談などを得意とし自身の投資歴20年以上。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)