3. 公的年金に頼らない!将来への備えは自助努力が必須
いかがでしたでしょうか。
公的年金に頼らず、自分で老後資金を準備するためには預貯金だけでは困難です。
昨今の物価上昇のようなインフレリスクに対応できる資産を持つこと、すなわち資産運用が大切になります。
投資は元本保証ではないので、リスクがともないます。おさえておくべきポイントは「長期・分散・積立て」です。投資する期間が長ければ長いほど時間が味方してくれ、リスクを軽減させることが可能になります。
金融商品を選ぶ際には、本やインターネットの情報だけを鵜呑みにせず、自分の年齢や家族構成、リスク許容度や資産内容などに応じたものをきちんと見極めて商品を理解しスタートすることが大切です。
少子高齢化が叫ばれる現代、今後も高齢化が進めば年金の受給額はますます減額されると想像できます。
まずは情報収集からはじめて、自分に合った老後資金の準備方法を見つけていきましょう。
参考資料
- 総務省統計局「統計トピックスNo.132 統計からみた我が国の高齢者」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
- 生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」(「生活保障に関する調査 令和元年度」より)
田中 友梨