為替市場は国内が出の金利差が大きくなり、結果として大幅な円安となり、じわじわと物価にも影響を与えつつあります。

また、岸田新政権以降日本の株式市場もさえない展開が続いており、アベノミクスの時のような期待感はありません。

さて、年齢を重ね、老後が近くなることでお金のことは心配になってくるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、長年「つみたて投資」を実践し、iDeCoで運用資産が1000万円を超えている元金融機関勤務経験者で45歳を過ぎたRさんに、「若いうちから始めておけばよかった、今、後悔しているお金のこと」について聞いてみました※。

編集部注:Rさんの運用資産の詳細については、以下の記事をご参照ください。
【つみたてNISAとイデコ】つみたて投資を始めるならどちらが良いのか

その1:つみたて投資をもっと早く始めていればよかった

社会人になり、転職先の会社に企業型確定拠出年金があったものの、「欲を言えば大学生の時から投資信託の積立投資をしておけばよかった」といいます。

「積立投資のドルコスト平均法と、複利の効果で資産を増やすことは可能ですからね」と加えます。

とはいいものの「当時は今ほど信託報酬の安いインデックス投信は少なかったです。今はいい時代ですよ」と現在のNISAやiDeCoといった「つみたて投資」ができる環境を評価しています。

その2:健康診断で問題がない状態で生命保険に入っておけばよかった

人間ドックで脂肪肝と診断され「D判定」となったRさん。

外資系氏名保険会社の医療保険に加入をしようとしたところ、条件付きの加入となり、一部担保されないイベントと期間があったといいます。

健康診断の記録は変えられないため、「若い時の健康診断で異常がない時に加入したかった」といいます。

保険は必ずしも誰でもが買えものではなく、保険会社の許可があって加入できるもの、という認識があらためて必要かもしれません。

その3:ドル建て資産をもっと持っていればよかった

急激に進む円安。インフレが進む中、ドル資産を持つことで円換算の資産を増やすことができます。

「リーマンショック後、東日本大震災後などの超円高でドル資産を変えるチャンスはあった。十分に投資することができなかった」とRさんは後悔混じりに言います。

「米国株をはじめ世界株式もドル建て資産に近いのですが、金利上昇を伴って円安の効果があるというと、米国債やドル建終身保険などもよかったと思います」

その4:交際費を減らし節約の工夫をして投資に回せばよかった

「若い時は、同僚や友達と飲み会など行くことも多く、その度に安くても5000円、多い時は数万円を使うことも多かったです」とRさんは当時を振り返りながら語ります。

「交際費などに使わずに、つみたて投資していればもっと資産は増えていたでしょうね。当時は気づかなかったんですよね」

とはいうものの、以下のようにも言います。

「ただ、当時のネットワークで今の仕事がある気もするので、なかなか一概には言えないですけどね」

歳をとって後悔したくないお金のこと

いかがでしたでしょうか。

お金の問題は気づいたときにはRさんのように「遅かった」と思うこともあります。時間は取り戻せないものの一つかもしれません。

気になった際に、今一度、手元資産の状況と今後のライフプランを見直すのもよいかもしれません。