5. 今後も社会保険加入の流れは続く
社会保険にメリットはあるものの、物価高の中で手取り減では今の生活が厳しいもの。働く時間を増やせない場合、今は加入しない働き方をするのも一つでしょう。
ただ2024年10月には特定適用事業所の要件が「被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時50人を超える事業所」となり、今後もパートの方の社会保険の適用は広がると考えられます。
今の収入や将来の年金、貯蓄を増やすためにも、長い目で見て検討するのもいいでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
- 厚生労働省「パート・アルバイトのみなさま」
- 全国健康保険協会「令和3年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表」
- 帝国データバンク「相次ぐ食品の「値上げ」 家計負担は年間7万円の増加と試算」
宮野 茉莉子