投資を避ける理由の一つとして長年言われてきた「余裕資金がないから」。しかしNISA制度やコロナ禍を機に、投資をはじめる若者が増えています。
日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年3月31日現在)について」によれば、20~30歳代のNISA口座数は329万口座と全年代で最も多く、67.5%を占めます。
年代別のNISA口座数の推移をみると、2019年末には全年代でトップとなり、それ以降、若い世代でNISA口座の利用が急増しています。
30歳代は年代も若く収入もまだ上がらず、生活に余裕があるとは言えない世帯が多いでしょう。実際に今の30歳代はどれくらい貯蓄を保有しているのか、夫婦と独身世帯に分けてみていきます。